1980年代に、ブラジルのパライバ州バターリャ鉱山で発見されたためその名がつきました。
色味は青〜緑色で、ネオンブルーまたはエレクトリックブルーと呼ばれる鮮やかなネオンカラーが特徴です。
その後リオグランデ・ド・ノルテ州や、アフリカのモザンビークなどでも発見され、「パライバ」という呼称が論争になり、現在では産地に関係なく、青〜緑色の一定量の銅を含むトルマリンが「パライバトルマリン」と呼ばれるようになりました。
トルマリンの多くは、ペグマタイトという火成岩の中から生まれます。このペグマタイト、トルマリンだけでなくレアメタルやトパーズ、ガーネットなどの鉱物を含むことが多く、宝石のお母さん石のようですね。
含んでいる銅により、独特のまぶしいような鮮やかな青い色が生まれます。
アフリカ産はこの銅の量が少なめのものが多く、やや色の淡いものが多く流通しているようです。
対してブラジル産はアフリカ産よりも銅の含有量が多く、色の濃いめのものがあるようです。
バリエーションも豊富で、2色の色味が一つの石に入っているバイカラーや、猫の目のように白い光のすじが入るキャッツアイなども存在します。
色は青〜緑色ですが、パライバトルマリンといえばブルーの中にわずかに緑がはいったブルーグリーンとも呼べる複雑な色味に、照りの強いネオンブルーというイメージがありますね。
宝石にはその生成過程でインクルージョン(内包物)と呼ばれる他の鉱物、気体、液体が入ることがあります。
パライバトルマリンはインクルージョンが入りやすい宝石です。
インクルージョンが少ないに越したことはありませんが、パライバトルマリンの評価においてはインクルージョンよりも色味や照りが重要視されます。
アフリカ産のパライバトルマリンでは、管状インクルージョンという細い管状のインクルージョンが見られることがあります。中には酸化鉄が入っていることがあり、赤茶色のすじのように見えることがあります。
どんなものが高価かという話も聞きますが、てんちょうは高価か安価かではなく、お好みで選ぶのがよいと思います。
高価な宝石なのでマレショップでは常時1点から数点しか扱っていませんが、いずれもてんちょうがほれ込んだ石たちです。マレショップの看板娘たちとしていつも最高に輝いています!

【参考文献・参照】
- 株式会社 中央宝石研究所(CGL通信 vol.52「パライバ・トルマリン再考」)
- 各種宝石鑑別基準および業界資料

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